学問のすすめ21

 

活用なき学問は無学に等しい。

 

育とは知識の伝授ではありません。

連綿と続いてきた人間社会の叡智が世代から世代へとバトンリレーをしながら、

個々人が新たな価値観を発見していき、社会の中で他者と共存していく術を

身につける体験の場こそ、教育現場と思います。

 

伝統と革新。

そのせめぎ合いの中で、子供たちは様々な体験を通して自分らしさを見つけていく。

 

これからの時代に求められるもの。

それは知識ではなく知恵だと言われています。

その知恵のもとで工夫がなされ、最後まであきらめない実行力こそ、

アジア共同体の中での日本人の役割だと言われるようになりました。

 

 

●アジア共同体の中での日本人の役割

 

日本の中でのルールを私はこう考えていました。

知恵のあるやつは知恵を出せ、知恵のないやつは汗を出せ。

1つの会社の中に知恵を出す日本人と汗を出す日本人が共存できました。

 

しかし、アジア共同体になったとき、知恵を出す日本人と汗を出す中国人になってきます。

 

つまり、汗の労働力は安くなってしまい、現在の格差社会はそのはしりです。

グローバル化ということが盛んに言われ、日本のルールが通用しなくなってきています。

 

国際化の荒波の中に最初に突入したのが金融機関です。

太平洋の荒波の中で、大蔵省に守られた護送船団方式の三井、三菱、住友銀行は

合併しないと倒産してしまうほどになりました。

 

今、皆様のまわりの肉屋さん、八百屋さんがすべてグローバル化の中で

消え失せようとしています。 百貨店でさえ今、流通革命の中行方が見えなくなっています。

 

これからの時代に求められる人物、通用する人物を真剣に描き、

育てていかなければならないと思います。